小塚信哉デザイナーによる「シンヤコヅカ」は1月22日から28日まで、伊勢丹新宿本店メンズ館6階の「メンズクリエイターズ」でポップアップストアを開催し、2025年春夏コレクションで発表した土屋鞄製造所による「ツチヤカバン(TSUCHIYA KABAN)」とのコラボショルダーバッグ4型を先行販売する。
同コレクションは、小塚デザイナーが20代前半に制作したオリジナル絵本「いろをわすれたまち」に着想した。色がない世界に住む主人公が、色のついた世界を旅する物語で、手紙型の招待状を手に異世界へ飛び込むシーンが鍵になっている。今回販売するバッグはその招待状を模したデザインで、絵本を象徴する2色を全面に使用したもの(小サイズ7万7000円、大サイズ11万円)と、絵本のイラストをトワルドジュイ柄でプリントしたもの(小サイズ8万8000円、大サイズ13万2000円)がある。ブランドを象徴するシーリングスタンプをマグネット式の留め具にあしらい、ランドセルを彷ふつさせる背当てを採用した。
「シンヤコヅカ」が「ツチヤカバン」と協業するのは今回が初めて。小塚デザイナーは以前から学生カバンを含むユニホームが好きだったといい、コラボの経緯について、「ブランドの成長フェーズを踏まえ、バッグをラインアップに入れる必要を感じており、日本のバッグのプロフェッショナルとコラボしたかった。土屋鞄製造所の土屋成範社長とお話しするご縁があり、土屋社長が信頼する従業員や職人と一緒にもの作りできたらすてきだと思うようになった。また実際に工房を見学した際、ブランドの歴史と技術に感嘆し、とても人間らしい製品ができると確信した」とコメントした。