ファッション

ニコラによる新生「ディーゼル」2014年プレ・フォール広告ヴィジュアルが公開

 昨年5月にアーティスティック・ディレクターに就任したニコラ・フォルミケッティによる「ディーゼル(DIESEL)」が、2014年プレ・フォール・コレクションの広告ヴィジュアルを公開した。ニコラはこれまで、#DIESELREBOOT、#DIESELTRIBUTEなどのディレクションを担当し、広告ヴィジュアルも手掛けてきたが、ウエアのデザインも担当してからは初の広告ヴィジュアルになる。今回のメイン・モデルは、13-14年秋冬でも起用された水原希子。撮影は#DIESELTRIBUTEに続きニック・ナイトが手掛ける。

テーマは「THE NEO-NEOCLASSIC CAMPAIGN」。キャンペーンの制作にあたってニコラとニックは、ルネッサンス時代から20世紀にいたるまでの「偉大なグループショット」の研究から始めたという。ティツィアーノ・ヴェッチェリオやジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロら画家の作品やリチャード・アヴェドン、ダイアン・アーバスらファッション写真家の残した作品を題材に、現代のデジタルメディアで編集。データを意図的に破損させるグリッチ加工を施し、過去の作品へのオマージュのようなイメージと水原希子ら未来を担うモデルたちが共存するヴィジュアルを作り上げた。

 ニコラは「Popピカソスタイル。#DIESELREBOOTでブランドの再起動が完了した今、ここが『ディーゼル』の基礎になる。新しい始まりには、いつも前に進むために一度過去を振り返ることが必要。このキャンペーンは『ネオ・新古典主義』といえるものなんだ」とコメントしている。

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