自社サイトにとどまらず、商業施設やショッピングサイトでも見かける機会が増えた芸能人ブランド。個人の発信力が勢いを増す今、プロモーション方法も進化し、売り場でも存在感を確立している。実際に芸能人が手掛けるブランドを取り扱う販売先の各担当者に、昨今の潮流や注目すべき実績を残したブランドについて聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年1月20日号からの抜粋です)
LUMINE
増井暢子
ルミネ業態マネジメント部所属

ファンコミュニティーが
購入モチベーションに影響
Q.最初に取り扱いを始めた芸能人のブランドは?
「ミーア(MIIA)」/南明奈
「本人が来店し、限定商品の販売や販促など多くの工夫により、店頭に行列ができるほどの反響に」(2010年に取り扱い開始)
Q.売り場の反響が大きく、印象に残ったブランドは?
「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」/小嶋陽菜
「オープン日には必ずインスタライブを行い、SNSや売り方にも長けている。短期催事の過去最高売り上げを記録した」
「アンドマリー(ANDMARY)」/黒瀧まりあ
「個性的ながらもリアルクローズなデザインの服が多く、持ち前のスタイルを生かした着こなしをSNSで発信。オープン初日はルミネエスト新宿の単日売り上げ記録を更新した」
Q.今後期待している注目ブランドは?
「クヌースマーフ(KNUTH MARF)」/ChiEmi
「自社店舗を持たずECをメインに展開し、現在はセレクトショップ『ステュディオス(STUDIOUS)』のほか、海外でも販売している。運営メンバー全員がアパレル未経験で常識にとらわれず躍進を続けている」
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