イッセイ ミヤケの「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」は、バイオテクノロジーベンチャーのスパイバー(SPIBER)と協業する新たなプロジェクト“TYPE-XI Spiber project”をローンチした。2月1日には、同プロジェクトの製品第1弾となる5ポケット型ストレートパンツ(7万7000円)を発売する。
新素材の可能性を見出す協業プロジェクト
同プロジェクトは、新素材の特性を最大限に生かし、新たな素材の可能性を広げる取り組みを行うもの。タッグを組むスパイバーは、人工のタンパク質繊維素材の量産化を初めて実現するなど、革新的なソリューション提供する企業だ。
スパイバーが量産に成功した素材“ブリュード・プロテイン ファイバー”は、植物由来の原料をもとに同社独自の微生物発酵技術を用いて製造する新たな素材カテゴリー「プロテイン繊維」のひとつ。環境分解性を備えるほか、カシミヤやウールなどの動物由来の繊維と比較して土地や水の使用量の大幅な削減が見込めるため、次世代の素材として期待されている。
アイテム第1弾は
期待の新素材を使用したパンツ
今回は、同プロジェクトの製品第1弾としてスパイバーの“ブリュード・プロテイン ファイバー”を50%以上配合したベーシックなデザインの5ポケット型ストレートパンツを発売する。「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」青山、京都のほか、「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」、「イッセイ ミヤケ」丸の内で扱い、サイズは01、02、03をそろえる。
同パンツは、“ブリュード・プロテイン ファイバー”の糸と植物由来のポリエステル糸の縮率差を活かし、“スチームストレッチ技法”を用いてストライプ柄を表現。また、2種の素材を混紡することで実現した柔らかく快適な着心地と、素材本来の色味を生かしたカラーが特徴だ。