2015年もファッション界ではデザイナーの就任・退任、ブランドの誕生・終了など、さまざまなニュースで盛り上がった。そんな中、1年間で1番多くグーグル(GOOGLE)検索されたデザイナーは、10月22日に「ディオール(DIOR)」のアーティスティック・ディレクターを退任したラフ・シモンズ(Raf Simons)だった。
ラフは3年半、同職にを務め、その前は「ジル・サンダー(JIL SANDER)」で7年間クリエイティブ・ディレクターだった。今後は自身のブランド「ラフ シモンズ(RAF SIMONS)」に注力していくという。彼の「ディオール」での後任はまだ決まっておらず、今後2コレクションはブランドのインハウスデザインチームが手掛ける予定だ。
ラフは「ディオール」の他、「アディダス(ADIDAS)」とのコラボでも話題を呼んだ。2016年春夏シーズンは、定番スニーカー "スタンスミス(Stan Smith)"のオールホワイトやオールグレー、パステルやメタリックなカラーを手掛けた。
また、他に多く検索されたデザイナーはニューヨーク発のブランド「ショシャーナ(SHOSHANNA)」のデザイナーのショシャーナ・ロンスタイン・グルス(Shoshanna Lonstein Gruss)、「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」デザイナーのジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)、今月香港のヴィヴィアン・チャウ(Vivian Chou)が株式の半数を取得した「タクーン(THAKOON)」のタクーン・パニクガル(Thakoon Panichgul)=チーフ・クリエイティブ・オフィサー、「タダシ ショージ(TADASHI SHOJI)」の庄司正=デザイナーだった。
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