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「ダブレット」がワコールの新技術「メループ」と協業 パリメンズで“違和感のある”レジ袋や卵パックを発表

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  • 「ダブレット」のコンセプトを実現する新技術

ダブレット(DOUBLET)」は1月26日、2025-26年秋冬パリメンズ・ファッション・ウイークでワコールの新技術「メループ(Melooop)」との協業アイテムを発表した。協業アイテムは、ポーチとバッグの3点。ロゴの入ったレジ袋や卵パックをモチーフにした「ダブレット」らしいユーモアのある小物に仕上がっている。

「メループ」とは、メルトブロー法(不織布を作る技法)で立体物を製作する新技術のこと。単一素材を用いているのでリサイクルしやすく、型に繊維を吹き付け成形するため廃棄物も少ない。環境に配慮したものづくりができる新技術だ。ワコールは、ブラジャーカップ生産の技術として「メループ」を開発し、2020年に実用化。「メループ」という名前は、“メルトブロー(Meltbrown)”と“ループ(Loop)”をかけ合わせたもので、ワコールの“既存概念を溶かすことによる新しい価値の創造”と“資源の循環”という思いが込められている。

「ダブレット」のコンセプトを実現する新技術

ワコールは24年、ブラジャー以外でも「メループ」の活用ができないかと経済産業省による次世代クリエイターの事業化支援「みらいのファッション人材育成プログラム」に参画。そこで「ダブレット」との協業がスタートした。過去の技法では実現できなかった“かたち”や“テクスチャー”が表現できる「メループ」は、ダブレット」の“違和感のある普段着”というコンセプト及び、環境に配慮したものづくりとマッチし、パリコレで発表するアイテムの製作が決定した。

ワコールは、ファッション分野以外への「メループ」の活用も視野に入れた技術開発を継続するという。

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