「オーディナリー(THE ORDINARY)」は1月29日、日本初の常設店を渋谷スクランブルスクエアの6階「+Q ビューティー」内にオープンした。世界162カ国で展開し、アジアでは韓国などにも店舗を構える。売り場面積は11㎡。
店舗オープンに至った経緯について佐藤瞳ELCジャパン合同会社コンシューマーマーケティングアシスタントマネージャーは、「実際にカウンセリングを受けて、自分に合った適切な製品を選びたいというお客さまの要望が多かった。ブランドとしても、成分をエデュケーションすることをミッションと捉えており、店舗のオープンを視野に入れていた」と話す。ブランドがターゲットとするZ&ミレニアル世代が足繁く通い、情報発信基地としても機能する渋谷を1号店の場所に選んだ。
カウンターでカウンセリングを受けた先着50人に用意した保湿クリームは、午前中で渡し切ったという。「朝イチは、すでに『オーディナリー』の製品をお使いいただいているお客さまの来店が多く、店舗のオープンを心待ちにしてくださっていた」と続ける。カウンターでは、製品の効果的な組み合わせや使う順番、顧客が普段使っている製品との掛け合わせなどを相談できる。
「昨年10月に楽天市場、11月にアマゾン(AMAZON)に進出した。12月には阪急うめだ本店でのポップアップ開催と併せて、同店のECでも取り扱いを開始した。今年2月には『ゾゾタウン(ZOZOTOWN)』に出店予定」と、直近はオンラインでの販売に注力する。店舗展開については、「いずれは、日本でも路面店をオープンできる規模まで成長したい」と展望を明らかにした。