POPライターなる職種をドン・キホーテの取材で初めて知りました。文字通りセルフ販売の店舗で製品説明が書かれているPOPを手書きで制作する業種を指します。セルフ販売の店舗においてPOPは販売スタッフの役割を果たすほど重要です。製品に興味関心を抱いてもらうため視覚的に引きつけるデザインと、短時間で製品を理解してもらうための端的かつ核心をついた文字要素が欠かせません。
これまで取材したドラッグストアやバラエティーショップなどは、本部が一括してPOPを作成し各店舗に配布したり、店舗に一任し販売スタッフが手書きで対応したりするなど、POPライターが常駐するケースはあまり多くない認識でした。ドン・キホーテには、“ドンキ文字”があるそうで、それらを習得したPOPライターが各店舗に1〜3人常駐し、1日に数十枚のPOPを制作しているといいます。少し話はずれますが、ドン・キホーテの化粧品売り場を覗いてみるとPOPの大半に主軸となる成分が書いてありました。ここ数年、成分トレンドが続いていますがここまで一般化していたことを実感しました。
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