日本発スキンケアブランド「タカミ(TAKAMI)」はこのほど、ブランドを代表するロングセラー角質美容水“タカミスキンピール”(30mL、5500円)の発売20周年を記念し、新テレビCMを発表した。CMには、俳優の小池栄子と福士蒼汰、松岡茉優が登場。同製品の特徴である「塗って3分待つだけ」のスキンケアが「毎日の肌管理になる」ことを日常のシーンで表現した。2月4日以降、全国7地区(北海道、宮城、関東、中京、関西、広島、福岡)で放映する。
「前向きで自分らしく」を体現する3人
天谷美乃里・ロレアル リュクス事業本部 タカミ事業部 事業部長は、「『タカミ』は悩みを繰り返さないために、毎日のスキンケアを通して肌本来の美しさをキープできるようにサポートするブランド」と話す。ロゴには、「美しい顔で前を向いてほしい」という思いが込められている。新CMには、「前向きで自分らしく」を体現する俳優3人をイメージキャラクターとして起用。小池は「弾むような明るさと成熟した美しさ」、福士は「清潔感のある洗練された美しさ」、松岡は「透明感のある柔らかな美しさ」にフォーカスして製作した。「TAKAMIで、まいにち肌管理。」をキャッチコピーに、さらなる認知向上を目指す。
20代はスキンケアに無頓着だったという福士は、「手をかけると、肌が成長していくのを実感する。アラサーになり、肌への向き合い方はガラッと変わった。もっと早いうちに始めたらよかったと思う」と話す。松岡は、「20歳のころはいろいろな製品を試してたくさん重ね塗りをしていた。“タカミスキンピール”と出合って、シンプルな処方が自分に合うと気付けた」と長年同製品を愛用していることを明らかにする。小池は、「20代は、太陽の下で弾けるような若さの肌だった。歳を重ねると、より柔らかい印象で、透明感を保ちながら弾ける肌に変わってきた。年齢による変化を受け止めて、自分の中でそしゃくして、今の自分にできることを続けていきたい」と前向きな意向を述べる。
松岡は、「化粧水の前にワンステップを踏むことのハードルが、とても高い人もいる。“タカミスキンピール”を塗って待つ3分の間に洗面所の掃除をしたり、髪の毛を乾かしたり......。3分は想像するよりもあっという間で、ハードルはそんなに高くないということを伝えたい。鏡に映る自分の肌が『調子いいかも』と思う瞬間は何物にも変え難いから」とコメント。福士は、「肌が綺麗になると自信につながり、より前向きに人の目を見て笑顔で挨拶できるようになる。まだスキンケアを重視していない男性にもたくさん使ってほしい」と男性の背中を押す。小池は、「美意識が高い人にも、ズボラで面倒くさがりな人にも、誰にでも使ってほしい。忙しい日常の中で、3分間は自分のことだけを見て、自分の肌を大切にして、自分を愛する時間に使ってほしい」と、“タカミスキンピール”は年齢や性別を問わず寄り添ってくれる製品であることを印象付けた。
クリニックの原点を重視した開発方法
天谷事業部長は、「化粧品ということで女性をターゲットにした訴求はこれまでにも行なってきたが、性別や年齢を問わず使える製品だという特徴をより打ち出していきたい。次の10年を見据えて男性や、幅広い年代の女性を起用した」とマスメディアを活用し、ブランドの可能性をより広げることを目指す。「人間である以上、根源的に必要なものは皆同じなので、年齢や性別の情報を重視する必要はない。それが、クリニックを原点とする『タカミ』の製品開発の仕方だ」と続ける。
岡村雄嗣・日本ロレアル社長付 特別顧問「タカミ」ブランドアドバイザーは、「クリニックにかかって一時的に肌の状態がよくなったとしても、普段の肌の触り方やスキンケアを改善しないと、同じ悩みを何度も繰り返してしまう。『タカミ』はクリニック発祥のブランドとして、肌の角質を正しく生まれ変わらせ、肌を健康にできるように導く。肌に正しく向き合うことで、誰でも美しい肌を手に入れられるポテンシャルがある」と話す。パッケージには適切な使用量を図示し、定期便を用意することで「正しいスキンケア」を習慣化できるように並走している。「マーケティング視点だと、『お客さまに誠実に』という発想になるが、私は『お肌に誠実に』という考え方を大切にしている。化粧品に求めることの原点にあるのは、肌に対してどのような影響があるのか。今後もこのスタンスを貫いていく」と語った。
“タカミスキンピール”とは
“タカミスキンピール”は、肌本来の美しさの基本となる角質に着目し、剥がすことなく角質の生まれ変わりをサポートする角質美容水。水のようなテクスチャーが特徴で、スキンケア製品の浸透促進にも寄与する。発売以来、シンプルでミニマルな処方を変えずに選ばれ続けている。ブランドの売り上げ全体の半分以上を占め、誕生した2005年から24年12月末までに累計260万人以上(※「タカミ」調べ)が使用した。定期便の利用者は20万人を超え、10年や20年愛用する顧客もいるという。