東京急行電鉄は2015年春、東横線地下化により創出された旧線路跡地に新商業施設「ログロード代官山(LOG ROAD DAIKANYAMA)」を開業する。アパレルやカフェを手掛けるブランド・プロデューサーの柴田陽子、ジェネラルデザインの大堀伸らを起用。東横線が走っていた全長220メートルの線路跡地に5棟の商業施設をオープンする。敷地面積は約3200平方メートル。同施設の開業により、代官山自体のブランド価値向上を目的としている。
施設名称の"ログロード"は、「開放感溢れ、風格のある別荘地を訪れたときに感じるような清々しさや、穏やかな気持ち、思わず深呼吸したくなるくつろぎ感」をイメージして付けられた。コテージのような低層の建物が特徴で、線路跡地を生かした細長い形状の散策路を設計している。また、線路マークを組み合わせた施設ロゴに線路を12本デザインすることで、「1年(12カ月)を通じて特別な場所として存在してほしい」という想いを込めた。上陸が期待されていたライフスタイル複合型のセレクトモール「フレッド シーガル(FRED SEGAL)」が出店するほか、サンフランシスコで人気を集める「タルティーン ベーカリー&カフェ」、キリンビールの新情報発信拠点「スプリングバレーブルワリー東京」などが入居する。
"ショップ・イン・ショップ型"のセレクトストアとして、アパレル以外にもカフェ、レストラン、コスメ、インテリア、ヨガスタジオ等の併設と、その幅を広げている「フレッド シーガル」。アメリカ国外初出店となる「フレッド・シーガル 代官山」では、3つのカテゴリーに分けたショップ展開を予定。2号棟では、「フレッド シーガル」がファッションの観点からセレクトした大人向けフードマーケット「THE MART AT FRED SEGAL」をオープンする。3号棟の「FRED SEGAL WOMAN」では、高感度なウィメンズアパレルのほか、コスメ・ライフスタイル雑貨などを2フロアで展開。4号棟では、同様に2フロア構成でメンズ向けのアイテムを用意する。
■ログロード代官山(LOG ROAD DAIKANYAMA)
東京都渋谷区代官山町13番地?