ファッション

クリストフ・ルメールが「ルメール」を始動 2016年春夏、ブランドを刷新

 「エルメス(HERMES)」の元クリエイティブ・ディレクターのクリストフ・ルメールが手掛ける「クリストフ ルメール(CHRISTOPHE LEMAIRE)」は、ブランド名を「ルメール(LEMAIRE)」に改称し、2016年春夏からコレクションを刷新する。また今月、初のプレ・フォール・コレクションを発表し、eコマースサイトを開設する。ルメールは、ブランド名を姓のみにした理由について、パートナーのサラ-リン・トランの存在を挙げる。サラ-リンはルメールと共にブランドのデザインを行っており、コレクション発表の際、ルメールと一緒にランウエイに現れていた。サラ-リンは、新たなロゴのデザインにも深く関与したという。「サラ-リンと僕はデザインデュオだ。ブランドの美意識と哲学を踏まえ、ロゴをシンプルなものにした。着る人が心地良く、自信をもらえるような服を作りたい」とルメール。「エルメス」での4年間の経験については、「『エルメス』のクリエイティブ・ディレクターを務めたことは、デザイナーとしての成熟につながっただけでなく、自分のブランドを強化することや、認知度の向上にもなった」とコメントした。

「ルメール」2015年プレ・フォール 全ルック

 同ブランドは、13年に加わったバスティアン・ダグザン=マネジングディレクターによって、eコマース事業を開始。メンズとウィメンズの150品番をそろえ、世界中へ配送する。また、ブランド全体の売り上げは470万ドル(約5億4990万円)から940万ドル(約10億9980万円)の間で、過去2シーズンで40%増加した。マレ地区の直営店が売り上げを伸ばし続けている他、取扱店は1年前に比べ2倍に増え、オンラインを含む約130拠点で販売されている。ルメールは近年中に新たな直営店をオープンする意向を示しており、資金調達のため、ファンドへの株式の売却も検討している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。