「第20回 東京ガールズコレクション 2015 SPRING/SUMMER(以下、TGC)」が2月28日、国立代々木競技場第一体育館で開催中だ。2005年に第1回を開催してから、今年で10周年、20回目を迎えた今回のテーマは"POWER OF FASHION"。前回から引き続き掲げるテーマだが、ファッションショーやアーティストによるライブを次々と披露し、過去最大の動員となる延べ約3万3700人を熱狂させている。
オープニングを飾り、モデルのトップバッターとしてファーストルックを披露したのは、水原希子だ。野口強がスタイリングした「TGCスペシャル コレクション」で、茶色のスエードジャケットにドット柄のロングワンピースを合わせた、ボヘミアンな雰囲気を醸し出し、会場を沸かせた。マギーやエリーローズ、玉城ティナ、小松菜奈ら人気モデルがフリンジがついたレザージャケットや赤い花柄のロングワンピース、タートルネックの白いワンピースなど、1970年代のボヘミアンやヒッピー風なスタイルを見せた。続いて行われた「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」のステージでは、ディレクターの梨花が登場。90年代のグランジロック&グランジファッションを牽引した、ニルヴァーナのボーカル兼リードギターのカート・コバーンの生前の写真をプリントしたコラボTシャツにブラックのボトムスを合わせて披露(Tシャツは3月中旬をメドに予約を開始する予定だ)。さらに、「マウジー(MOUSSY)」「アングリッド(UNGRID)」「イートミー(EATME)」「アヴァンリリィ(AVANLILY)」などが春夏コレクションを披露した。
一際歓声が大きかったのは、斎藤工が登場した香水「ミス ディオール」のステージだ。細みのブラックスーツを着てランウェイを歩きながら、香水への思いを語った。斎藤はステージ直前に囲み取材で、「春らしくて、可憐で女性的な香り。さっき自分につけてみたが、女性に是非つけてもらいたい」と語り、2週間後に近づいているホワイトデーには、「香水を贈るのもいいですね。フランスでは男性が女性に香水を贈ることは伝統的だと聞くし、お菓子よりもスマートだ」と話した。春の女性のファッションについては、「ミニスカートを履いている女性を見ると、風が気になっちゃいますね。デートをするときは、階段では後ろに立ったりして隠してあげたくなります」と明かした。
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