「シェル(CHER)」はブランド設立20周年を記念したパーティーを麻布十番のELE TOKYOで開催した。会場には多くの顧客や関係者が祝いに駆けつけた。パーティー中盤には、ステージに土屋アンナが登場。全4曲を熱唱し、会場を盛り上げた。「『シェル』は10代の頃からお世話になっているブランド。これからも多くの女性にかわいくて、きれいで、美しい、素敵な服を与えていってほしい」と20周年を祝福するメッセージを送った。続いて、氣志團の綾小路 翔と西園寺 光がダンスや掛け声を交えたDJプレイで会場を巻き込んだ。
「シェル」のオーナーを務める山崎嘉子デザイナー兼バイヤーは、これまでの20年を振り返り「ずっと変わっていないことは、自分たちのペースで楽しく仕事をして、ミーハーでありつづけたこと。私も南リカ副社長も古参のスタッフも、いつのまにかすごく"オトナ"になったことによって、自然にカジュアルなものから大人が着られるものまで広がってきた」と語った。これからのブランドの方向性やコンセプトについては、「やりすぎではない、下品にならない、媚びない女らしさを目指す。大きめのジーンズに毛玉だらけのニットでもなぜか色っぽい、ジェーン・バーキンのような女性像を追求していく。それでもいざという時は、自分に一番似合うドレスでビシッとドレスアップできる女の人のために店をやっていきたい。きっと私たちは60歳になった時に、着物も着るけど、ダメージデニムも履くだろう。そのようなスタイルの最初の世代になれたらいいなと思っている」とコメントした。20年という節目を通過点として捉えた「シェル」なりのブランド進化論を語った。