東京をベースにクリエイション活動を行なう「ミントデザインズ(MINTDESIGNS)」は、金沢21世紀美術館で実験的な展覧会「happy people」を開催する。同ブランドの勝井北斗、八木奈央デザイナーは、素材産地と共同開発するテキスタイルを生かした衣服が注目を集めているほか、食器や家具、和菓子など、異業種とのコラボにも積極的に取り組み、デザイン領域を広げている。同美術館では、衣服にとどまらず、日常生活を豊かにするプロダクトデザインを目指す「ミントデザインズ」の活動に着目。トレンドではない、新たなファッションの可能性を探っていく。また、東京と金沢で暮らす人々が、それぞれの日常空間の中で「ミントデザインズ」に出会う、その瞬間を展示するという。開催期間は12月7日?来年5月18日。
同美術館は、目まぐるしく変わるトレンドと、それを支えるファストファッションの隆盛を問い直し、一貫したコンセプトでファッションを打ち出すデザイナーを紹介するシリーズ「フィロソフィカル・ファッション」を継続的に展示している。これまで、都市型サバイバルウエアの「ファイナルホーム(FINAL HOME)」と、東京コレクションを代表するブランド「アンリアレイジ(ANREALAGE)」が出展している。
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