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「シャネル」のプレジデントが語る 芸術的手仕事に関する展覧会の狙い

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  • PROFILE: ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)/シャネル ファッション部門兼シャネル SAS プレジデント、le19Mプレジデント
  • 展覧会は、「より多く」ではなく「より良く」商品を売る試みでもある

PROFILE: ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)/シャネル ファッション部門兼シャネル SAS プレジデント、le19Mプレジデント

ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)/シャネル ファッション部門兼シャネル SAS プレジデント、le19Mプレジデント
PROFILE: ボルドー商科大学を卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで経営学修士(MBA)を取得。1987年にデロイトでキャリアをスタートし、90年にはシャネルに入社。2021年にシャネルが設立した新施設le19Mのプレジデントも務めている

シャネル(CHANEL)」は、長年メティエダールのアトリエをサポートし続けている。1985年からアトリエを傘下に置くことでサポートを始め、2021年以降、11のアトリエはle19Mに拠点を構えている。これほど長くアトリエをサポートしているメゾンは、他にないだろう。我々とアトリエの関係性は、「ストーリー」ではなく「ヒストリー」。「ヒストリー」を紡ぎ続ける中で我々は、「アトリエは、もっと存在感を発揮すべきだ」との考えに至るようになった。こうして完成したのが、le19Mだ。le19Mにエキシビジョンなどを行うオープンスペース「ラ ギャルリー デュ ディズヌフエム(la Galerie du 19M Tokyo)」を設けたのは、職人たちとビジターをつなぎたかったから。この場所を通して我々の願い通り、「アトリエが、もっと存在感を発揮できる」と考えたからだ。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月10日号からの抜粋です)

展覧会は、「より多く」ではなく
「より良く」商品を売る試みでもある

le19Mが今回のエキシビジョンを通して日本の職人技と対話しつながることも、同様に重視している。文化的交流は、日本の方々がle19Mを深く知るのみならず、le19Mの進化も促すだろう。「シャネル」のイベントに欠かせないワークショップで対話を促すつもりだ。

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