2024年4月に創刊したカルチャー誌「コメットマガジン(COMET MAGAZINE®︎)」をご存じだろうか。20代を中心に、現在ストリートで頭角を現し始めている若者を数多く取り上げる、200ページ弱の季刊誌だ。まだ3号しか発行していないものの、すでに「リーバイス(LEVI'S)」などファッションブランドからの広告出稿もある。制作を統括するのは、Bボーイスタイルのキャラクター「BOYS」のイラストで国内外から注目を集めるアーティストYAMEPI©(23)と、その双子の弟のTAKERU©だ。2人は「東京をもっと盛り上げたい」と語る。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月10日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

(左)YAMEPI©/アーティスト・「コメットマガジン」アートディレクター
(右)TAKERU©/「コメットマガジン」編集長
(たける)YAMEPI©の双子の弟。日本大学芸術学部デザイン学科中退。これまでは、兄の作品作りの手伝いなどをしてきた。「コメットマガジン」では誌面デザインと全てのテキスト執筆を担当。最近読んだ本で面白かったのはスピノザの「エチカ」 Instagram:@tttk_tk
PHOTO:HIDEAKI NAGATA
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WWD:「コメットマガジン」とは?
YAMEPI©:日本大学芸術学部の同級生4人で組んだクリエイティブクルー「コメット(COMET©︎)」が作るカルチャーマガジンです。アートディレクターの俺と編集長のTAKERU©が全体を統括し、フォトグラファーの大久保晃生、造形作家の十字路が適宜スポットで制作に入ります。「コメットマガジン」のコンセプトは、東京のユースで“かましてる”人たちを取り上げて、東京を盛り上げること。上の世代がなかなか俺らと同年代のクリエイターに焦点を当ててくれなかったから、「だったら『コメット』がそういったメディアを作ろう」と思ったんです。
WWD:今後、ファッション業界でも活躍しそうな若者が知れて面白い。掲載する人選の基準は?
YAMEPI©:世界でも勝負できる、“東京っぽさ”があるかどうかです。いろいろなカルチャーを自分の中に落とし込み、その上で自分流に色付けして表現できる編集能力の高さが“東京っぽさ”の尺度です。
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