? イオンモールは、今後2年でショッピングセンターを国内外に約30ヵ所開設する。ここ数年は年3〜4施設に留まっていたが、海外では来年度から ASEAN に進出するなど、再び拡大に舵を切る。岡崎双一・社長は、「イオングループのテナントリーシング機能を集約し、社長直轄の ASEAN開発部を設けるなど、デベロッパー機能の強化も着実に進んできた。中国のモール売り上げも、現在は尖閣諸島問題前の水準に回復しており、この 2年間をアジアナンバーワンデベロッパーへの足掛かりにしたい」と語った。
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? 3月にオープンしたイオンモールつくばは、「オールドネイビー」や「H&M」を導入し、外観のデザインを一新したモール棟に加え、ドッグランとドッグカフェを併設したベーカリーレストランや総合スポーツ施設、大型のアウトドア専門店、農産物直売店など、体験型のレジャースペースを備えた、次世代型モール。「レジャースペースは大変ご好評をいただいており、つくばはオープン後、計画比130%で推移している」(岡崎社長)という。また、国内では既存モールの改装により、収益力を向上させる。今年は武蔵村山(東京)や太田(群馬県)など 13施設で大型の改装を実施、来年度以降も毎年10施設を改装する。
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? 海外では今年度、中国の天津市及び広東省広州市に新モールをオープンする。すでに北京と天津には進出済みで、来年度以降は一級都市を中心にドミナント出店し、3年間で 10施設の開業を予定している。中国市場でのプレゼンスを高める。来年度からはカンボジア、インドネシア、ベトナムに開業を予定している。