ファッション

カール・ラガーフェルドが仏税務局の監察下に 所得26億円以上申告せず

 カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)は6年間にわたり総額2000万ユーロ(約26億円)以上の所得を申告しなかったとして仏税務局の監察下にいることを1月6日、仏週刊誌「レクスプレス(L'Express)」が報じた。同誌によると、問題の額は彼が携わるファッションメゾンによる収入ではなく、フォトグラファーとして撮影した写真やフリーランスのプロジェクトによるものだ。フリーランスのプロジェクトの中には、彼がプロデュースしたカナダのコンドミニュームやマカオのホテル、VIPゲスト用のヘリコプターなどが含まれる。また、彼は「ディオール オム(DIOR HOMME)」の広告キャンペーンやピレリ(PIRELLI)カレンダー、「V」「ヌメロ(NUMERO)」「ハーパーズ バザー(HARPER'S BAZAAR)」といった雑誌のファッションページの撮影も手掛けてきた。

 関係者によると、ラガーフェルドの会計士やファイナンシャルアドバイザー(財務顧問)は税務局と話し合いを進めている。また、彼がフランスに対して多額の税金を支払っていることを主張しているという。

 2012年にラガーフェルドはフランス政府に対し、年収100万ユーロ(約1億3000万円)を超える者に課せられる75%の所得税について反対の意をスペイン版「マリークレール」で示し、話題を呼んだ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。