最近はマーケティングも強化しているブランドは、「多くの人たちにとって、『憧れ』の存在になることはできたかもしれない。でも、このままでは本当に憧れていただくだけで終わってしまう」と危機感をあらわにします。実際「ビジネスリポート」のために取材を重ねた記者たちに話を聞くと、「エントリー商材が開発できないブランドは厳しい」と口を揃えます。取材の限りでは、ファッションに比べれば手頃かつ消耗品だから買い替え需要は大きいビューティにおいても、多くのブランドは自ら繰り返さざるを得ない値上げに対して「これでいいのかな?」という思いを持ちながら、日々の業務に向き合っている印象です。
無論、日本の景気が上向けば、状況は好転します。しかし、その道のりにおいては、まだまだ紆余曲折がありそうです。
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