「ディーゼル(DIESEL)」はこのほど、英国王チャールズ三世が2020年に設立した「持続可能な市場のためのイニシアチブ ファッションタスクフォース(Sustainable Markets Initiative Fashion Taskforce)」に加盟した。OTBグループ会長兼ディーゼル創始者のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosos)は、加盟ブランドのCEOらと連携しファッション産業のサステナビリティを推進する。
同タスクフォースは、ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP)創業者兼元会長のフェデリコ・マルケッティ(Federico Marchetti)が議長を務め、「プラダ(PRADA)」や「バーバリー(BURBERRY)」「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」などが参加する。設立以来、再生型農業プロジェクト、デジタル・プロダクト・パスポート(DPP)、トレーサビリティーを注力領域として取り組んできた。
ロッソは、「ファッション業界全体においてサステナビリティは“考え方”として根付くべきものだ。ファッションタスクフォースは国王チャールズ三世の支援とフェデリコのリーダーシップのもと、この目標へ向かう重要なさらなる一歩となるだろう。私たちはこの取り組みに参加し、ビジョンや革新的なアプローチを他のメンバーと共有できることをうれしく思う。協力し合い、未来を見据えた行動を取ることこそが、業界を真に変革する唯一の方法だ」とコメントした。