2025-26年秋冬コレクションサーキットが開幕しました。まずはメンズからのスタートで、イタリア・フィレンツェからミラノ、パリの3都市が続きます。「WWDJAPAN」は、大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリ、そして藪野淳・欧州通信員の大阪出身“浪速トリオ”が現地でほぼ丸一日かけて総力取材します。注目ブランドのコレクション情報はもちろん、ショーの裏側やこぼれネタなど、愛のある正直リポートをお届けします。
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9:15 「コム デ ギャルソン・シャツ」
すみません、ひどい写真なのは分かっています。ただ、理由があるので言い訳させてください。まず、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」のフロアショーは、毎シーズン9時15分にコム デ ギャルソンのパリオフィスで行います。メンズ・ファッション・ウイークでは全都市を通じて最も早い時間のショー開催であると同時に、この24時シリーズをご覧いただいている方ならご存知の通り、開始時間を9時15分からさらに巻いてくるという唯一のショーなのです。
この日も8時50分には現地に着くようホテルを出たのですが、道中で遭遇した大先輩と話しているうちに、到着がスタート15分前の9時になりました。普通のショーなら余裕です。むしろ、早く着きすぎたと思うぐらいです。でも、「コム デ ギャルソン・シャツ」にとっては遅刻に近い時間だということを到着してから気付き、朝から緊張でドキドキします。ゲストもその感覚を理解しているため、10分前行動というレベルではありません。この日も2分巻いて、9時13分に本番が開始しました。実際にはよく見える位置にご案内いただいたのですが、写真を撮るにはハードルが高かった。ゆえに、トップの美しくない写真なのです。申し訳ない。
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