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多様化するインディペンデントなブランドが勢いを生むベルリン・ファッション・ウイーク

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多様化するインディペンデントなブランドが勢いを生むベルリン・ファッション・ウイーク

ベルリン・ファッション・ウイーク(以下、BFW)は、「独立系ブランドが輝ける舞台」というパリやミラノにはない独自の価値を築きつつある。1月31日から2月3日まで開催された2025-26年秋冬シーズンは、35ブランドが新作を発表。年々参加ブランドの幅は広がり、クリエイションの多様性が勢いにつながっている。そんなBFWの今をリポートする。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号からの抜粋です)

2007年に始動したBFWは、冠スポンサーだったメルセデス・ベンツ(MERCEDES-BENZ)が離れたり、期間を合わせて開催されていた見本市が休止したりと混迷していた時期もあった。しかし、クリスティアーヌ・アープ(Christiane Arp)前ドイツ版「ヴォーグ(VOGUE)」編集長が会長を務めるドイツファッション協議会(FASHION COUNCIL GERMANY)が、ベルリン州政府も巻き込んだ改革に取り組み、この数年で足場を固めてきた印象だ。特に若手ブランドに光を当てるための財政支援を拡充したほか、国際的な影響力を高めるため、国外からのゲスト招致も強化。今季は欧米だけでなくアジアからもメディアやバイヤー、インフルエンサーを迎えた。

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