ファッション

「ジル サンダー」、ルーシー&ルーク・メイヤーの退任を発表 ミラノでのショー直後に

ジル サンダー(JIL SANDER)」と、クリエイティブ・ディレクターを務めるルーシー&ルーク・メイヤー(Lucie and Luke Meier)は、双方合意のもと、2月27日に発表した2025-26年秋冬コレクションを最後に袂を分つことを発表した。2人は17年4月から8年、「ジル サンダー」のトップを務めた。

同ブランドを擁するOTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長は、2人のブランドへの思いや完璧を追求する姿勢などに感謝の言葉を述べたという。最後のコレクションにルーシーとルークの2人は、「未知なる世界を開拓する強さと、美しさの双方を発信したかった」と話した。

後任には、現在「バーバリー(BURBERRY)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるダニエル・リー(Daniel Lee)が就くのではないかと噂されている。

ルークは、ジョージタウン大学でファイナンスと国際ビジネスを学んだ後、英国オックスフォード大学で経営学を専攻。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)に通うためニューヨークへ拠点を移した。「シュプリーム(SUPREME)」のヘッドデザイナーを経て2014-15年秋冬にはメンズブランド「OAMC」を共同設立者として立ち上げたが昨年、クリエイティブ・ディレクターを退任し、現在はプロジェクト単位でデザインを手掛けている。

妻のルーシーは、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)時代の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)率いる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でキャリアを積み、ラフ・シモンズ(Raf Simons)による「ディオール(DIOR)」のウィメンズのオートクチュールとレディ・トゥ・ウエアのヘッドデザイナーとしてチームに加わった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京に広がる “成熟したエレガンス”と“リアルクローズの提案力” 2025-26年秋冬東コレ特集

3月31日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬の「楽天 ファッション ウィーク東京」特集です。今季の特徴は、デザイナーらがブランド設立当初の世界観を大きく前進させたこと。東京らしいパーソナルな視点でのモノ作りに加え、“エレガンス”を成熟させて幅広い層に刺さるクリエイションが際立ちました。同時に、よりリアルクローズを意識した提案も目立ち、今後に向けてのターニングポイントを予感させるシー…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。