「ヴァレンティノ」は7月2日に表参道ヒルズにオープンする東京初の旗艦店を関係者に公開した。売り場面積467平方メートルで、2層構成の店舗になる。ストアコンセプトには英国人建築家のデイヴィッド・チッパーフィールドとともに、クリエイティブ・ディレクターを務めるマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリが手掛けたものを採用した。パラッツォ(宮殿)の雰囲気を作り出すため、古いものと新しいものをミックス。1階と2階をつなぐ大理石の柱をはじめ、グレーを基調としたテラゾー(人造大理石)や、真ちゅう、オーク、ガラス、ガラスマーブルを用い、ラグジュアリーでありながら温かみのある空間に仕上げている。また、ガラスのファサードからは自然光が差し込む。
1階にはウィメンズのコレクション、2階にはメンズのコレクションをウエアからバッグ、シューズ、アクセサリーまで幅広くそろえる。両フロアでは、ベーシックなアイテムにロックスタッズを飾ったカプセルコレクション"ロックスタッズ アンタイトルド"も扱う。また、2階にはジーンズのメード・トゥ・メジャーのサービスを提供するコーナーも常設する。
オープンを記念し、限定アイテムも登場する。注目は、2016年4月に発生した熊本地震を受けて制作されたキャンバストート。日本の帆布を用い、アイコニックなスタッズをハンドルの付け根にあしらった。価格は1万5000円で300個限定。売り上げは全額、被災者支援のために寄付される。また、ウィメンズでは、アンティークゴールドのロックスタッズと赤、緑、黒、白のストーンの装飾が印象的な"ロックスタッド ローリング"の限定色ホワイトを提案。トートバッグ2サイズと長財布を用意する。メンズでは、スニーカー"ロックランナー"の日本限定モデルであるオールホワイトを先行発売する。