杉杉集団が再生型の法的整理の一つである「重整」手続きに入った。寧波市の人民法院が申請を受理した。2月27日、杉杉集団の上場子会社である寧波杉杉が発表した。今後、杉杉集団は裁判所が指定する弁護士事務所と会計事務所の管理下に入る。杉杉集団は中国の大手アパレルの一角を占め、現在はエレクトロニクス分野にも進出し、多角化していた。
杉杉集団は伊藤忠商事との関係が深く、2009年には伊藤忠が28%を出資し、持分法適用会社にしていた。現在は持分法適用会社からは外れており、現在の出資比率は伊藤忠が約12.2%、中国の現地法人が約2.2%の出資にとどまる。同社広報は「業績への影響は軽微」としている。