2016-17年秋冬「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京(MBFWT)」が3月14日に開幕した。初参加14ブランド、2団体を含め、54組が14〜19日のファッション・ウイーク中にショーやインスタレーションを発表する。
今シーズンは、トップバッターとしてグラフィックを得意とする東京のユニセックスブランド「ツカサミカミ」がインスタレーションを披露。アメリカの作家、スーザン・ソンタグの著書「他者の苦痛へのまなざし」に着想を得てコレクションを発表した。
多くのアイテムにのせた、迷彩に"純粋"や"真実"などの花言葉を持つアネモネやアナスタシアをプリントした柄は、戦争とメディアの関係性を書いた同作品を連想させる。ロング丈のスカートやワイドパンツなど、ボトムスにボリュームを持たせ、白や赤、オレンジなどの明るいカラーを取り入れることで、戦争について悲観的ではないポジティブなメッセージを落とし込んだ。
開幕初日は、この後「ミントデザインズ」や「ケイタ マルヤマ」などがショーを発表。期間中は、「リトゥンアフターワーズ」や「ヨシオ クボ」「ミスター・ジェントルマン」 などの注目ブランドも登場する。さらに最終日19日には、第2回「東京ファッションアワード」を受賞した「ネーム」「エトセンス」「アンドワンダー」「ウィズ リミテッド」「コーヘン」「アヴァロン」などが渋谷ヒカリエに集結する。
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