今シーズンは、ミューズとなる女性を「ソレイユ(ひまわり)」と名付け、好奇心旺盛でポップカルチャーを探求する彼女の世界観を描いている。
前半は、ラヴェンダーやペパーミントなどのウィンターパステルをベースに、花やカラーブロッキングでコラージュされたプリントのドレスやシャツ、ジャケッ トを提案。ショート丈のデニムジャケットやベスト、スタジャンなどの、カジュアルでスポーティなアイテムにプリントがのせられると、定番のアイテムも新鮮に見える。バッグやタイツ、シューズも同系色にし、全体的にポップに仕上げている。
アウターは今シーズン、オーバーサイズのシルエットが主流だ。「3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)」でも、グリッドの線を引いたようなチェックのボマージャケットや、襟を取り外すことができるカラフルなパッチワークのファーコート、トレンチコートは、手が隠れるほどのビッグボリューム。さらにそれに負けないくらいの太いベルトが特徴的だ。
後半は黒やバーガンディ、グレー、ダークチョコレートなどの落ち着いたトーンをベースに、イレギュラーにラッフルが施されたオーバーサイズのニットやウィンドーペンのピーコートにゆるやかなドレープのきいたパンツを提案。「トワイライト」と名付けた、スパンコールを全面にあしらったロング丈のボマージャケットは、オーバーサイズのキャンバスに描いた夜空のようだ。
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【3.1 フィリップ リム 2014-15年秋冬コレクション 全ルック】
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