2025-26年秋冬メンズは、リアリティーのある提案が際立った。デザイナーたちが目を向けたのは、何気ない日常と自分の本能に従うことの大切さ。結果、気負わずリラックスしたムードや実用性、ノスタルジックな感覚を洗練されたデザインと掛け合わせたスタイルが広がった。カギは、包み込むようなシルエットや心地良く上質な素材、落ち着きのある色柄使い。シーズンを物語るキーワードからアイテム、ディテールまでを掘り下げる。(この記事は「WWDJAPAN」2025年3月3日号からの抜粋です)
ワイドスラックス
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ワイドパンツの人気は引き続き。特にタックを入れて作るたっぷりとしたシルエットと裾がたまるほどの丈で仕上げたスラックスが主流になった。色はグレーや紺、黒、茶系を中心に、素材はウールやカシミヤのスーツ地から温かみのあるフランネル、へリンボーンツイードまで。柔らかな素材感から生まれるドレープには、リラックス感とエレガンスが共存。シーズンのムードを体現している。
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