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ユニクロ春物はジーンズや「ユニクロ:C」スエットがヒット アダストリアは2カ月連続不調【専門店25年2月度】

専門店チェーン、セレクトショップの2025年2月度業績(既存店ベース)は、低気温で冬物の消化が進むと共に、春物が動き出したという声が多い。各社比較的好調な中で、2カ月連続で前年実績割れとなったアダストリアの変調が目立つ。なお、2月は昨年がうるう年だったため、営業日数は1日減っている。

国内ユニクロの売上高は前年同月比12.2%増。これで、24年9月〜25年2月の上期累計の既存店売り上げは、前年同期比9.8%増での着地となった。「低気温で“ヒートテック”や“パフテック”、“シームレスダウン”などの実需アイテムが売れたと同時に、春物も動いている」と広報担当者。春物では、ウィメンズで「ユニクロ(UNIQLO)」×「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のストレートジーンズやオックスフォードシャツ、メンズで「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」のスエットパーカやスエットワイドパンツなど。

良品計画の「無印良品」は前年同月比8.5%増と、13カ月連続の前年実績超えを達成。衣服・雑貨カテゴリーは同6.5%増だった。「前月に続き全部門で前年実績をクリアしたが、なかでもスキンケア商品や日用雑貨がけん引し、生活雑貨カテゴリーが同10.4%増となった」(発表資料から)。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(1月21日〜2月20日)は同0.5%増と、ギリギリながら前年実績超え。これで、24年2月期の既存店売上高は前期比4.3%増で着地した。「春物のニットカーディガンがデニムジャケットなどの軽防寒衣料、トレーナーなどが売れた」(発表資料から)。

ユナイテッドアローズは同8.8%増。これで14カ月連続での前年実績超えと、好調を維持している。「春物に加え、秋冬商品の最終消化が進んだ」(発表資料から)。

アダストリアは同7.8%減と、前月の同3.0%減からさらに落ち込んだ。「低気温で春物販売が伸び悩んだと共に、昨年実施した会員向け20%ポイント還元キャンペーンを控えたこともあり、前年売上高を下回った」(発表資料から)という。

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