東急不動産は、東京・原宿で再開発を進めている旧b6跡地の商業施設の名称を「キュープラザ原宿」に決定し、2015年3月に開業する。キュープラザ原宿が建設されているのは、明治通りに面した敷地面積約655坪(渋谷区神宮前6丁目)で、東京メトロの明治神宮前駅から徒歩1分の場所だ。地下2階・地上11階の表側のビルと、地下1階・地上2階の奥のビルの2棟で構成され、物販、飲食、サービス、ブライダルの計16店舗が入る。店舗面積は約1800坪。施設の顔になる明治通り沿いの1?2階には、アーバンリサーチの「センス・オブ・プレイス・バイ・アーバンリサーチ(SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH)」の旗艦店がフラワーショップやカフェ併設で入ることが正式に発表された。また、ニューヨークのトップヘアサロンで、映画「シザーハンズ」のモデルになったエドワード・トリコミ氏が率いる「ウォーレン・トリコミ(WARREN TRICOMI)」が日本に初上陸する。奥のビルの3フロアには既に発表されている通り、ブライズワードが運営する結婚式場とレストランの複合業態「アルモニーソルーナ」の旗艦店がオープンする。
東急不動産は原宿を皮切りに「キュープラザ」を都市型商業施設の屋号として使用していく考え。同社の商業施設は現在、表参道原宿、渋谷、蒲田の3館を擁する「東急プラザ」、大阪の阿倍野、箕面の2施設があるモール型ショッピングセンター「キューズモール」、神奈川の相模原と兵庫の中山寺の2施設を持つ大型量販店を中心としたパワーセンター型ショッピングセンター「マーケットスクエア」の4つの施設ブランドを中心に展開されている。また11月28日には代官山に物販・飲食とシェアオフィスからなる小型複合施設「テノハ ダイカンヤマ」を開き、来年春には大阪に「もりのみやキューズモール」、来年中に銀座6丁目の阪急モザイク跡地で大型商業施設の開業を控えるなど、活発な動きを見せている。