表参道ヒルズは来年の10周年を機に、過去最大のリニューアルを行う。2016年3月18日にファッション系ブランド中心の23店の一斉オープンを含め、新規33店、移転・改装8店の計41店舗が新たに生まれ変わる。既存のゾーニングをベースに、さらにファッション色を強化する姿勢だ。
1階には「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」が日本初の旗艦店を出店する他、「ブシュロン(BOUCHERON)」「バルマン(BALMAIN)」「ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン(GIUSEPPE ZANOTTI DESIGN)」に続き、6月には1-2階をまたぐメゾネット型で「ヴァレンティノ(VALENTINO)」もオープンする予定だ。2階には「カラー ビーコン(KOLOR BEACON)」や「ファセッタズム(FACETASM)」など、日本人デザイナーのブランドが出店する。地下1階には、表参道の路面店をクローズし、ブランド名を新たに上質な路線を目指す「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」や「クラネ(CLANE)」が登場する。地下2階には「ヘレンカミンスキー(HELEN KAMINSKI)」や「オーガニックファーマシー(THE ORGANIC PHARMACY)」。地下3階には本に関連するイベントや貸し出しを行う「森の図書室」が出店する。これに合わせ、現在イベント時に使用する「スペース オー」の前には休憩可能な「ギャザリングスペース」を新設し、トークショーやワークショップを積極的に行う。
また館内とともに、外壁照明も内原智史ライティング・デザイナーの手で新たに生まれ変わる。開業当時からのコンセプトである"街との調和"を継承し、ケヤキの並木道合う照明に刷新する。