松屋銀座と銀座三越の協議イベントである第3回「ギンザ ファッション ウィーク」が17日開幕し、開店前には両店店長がエールを交わすオープニングセレモニーが開かれた。
今回の共通テーマは「銀座をあたためる」。松屋は“織る”、三越は“編む”をキーワードに、婦人・紳士・リビング・呉服・子供・食品の各部門が産地やメーカーと協業し、特別商品を企画販売する。松屋は主に尾州、三越は主に福島、新潟、山形の産地と協業している。
安達辰彦・銀座三越店長と上野一郎・松屋銀座店長はいずれも今回の企画商品を着て登場し、両店をつなぐキーワードである“羊ちゃん”のぬいぐるみでエール交換した。「震災後の街の復興を目指した1回目、デニムをキーワードに日本の物作りを訴求した2回目。そして3回目の今回は、異なるキーワードを掲げることで、新しい形の提案につながった。10月は対前年比10%増を目指す」(安達店長)。「物作りの精度がかなり上がってきている。百貨店という劇場で作り手の思いをお客様に伝えることで消費喚起につなげたい」(上野店長)と、いずれも物作りの精度アップが、売り上げ増にもつながることを強調している。
今日午後5時からは両店で、シャンパンサービスやファッションショーなどのイベントを開催する。