宝島社は3月、ムック本として不定期に刊行してきた「大人のおしゃれ手帖」と「オトナミューズ」の2誌を月刊化する。
これまで、20代中心の若年層をターゲットにしてきた宝島社は、同社の既存雑誌を含め、"雑誌の大人化"を図っていく。その理由には、雑誌だけではなく、食品、アパレルなどさまざまな分野で「大人」をターゲットにした商品が人気を集めていることや、日本人の平均年齢が44.9歳と高まっていること、日本の人口の6割以上を40代が占めていることなどを挙げている。
3月7日に月刊版を創刊する「大人のおしゃれ手帖」は、"40代、50代の日々の生活を大事にしたい知的な女性"をメインターゲットに、「健康、美容、食、人間関係など生活情報と、暮らし全般のおしゃれ」を提案。これまでにムック本として6冊を出版してきた。また、3月26日に月刊版を創刊する「オトナミューズ」は、同社の雑誌「スウィート」を卒業した"気持ちはガールな40歳前後の女性"がターゲット。「すべての女神たちへ」をコンセプトに、ファッション、ビューティ、インテリア、旅などの情報を掲載している。これまでに4冊のムック本をリリースしてきた。