日本メンズファッション協会(MFU)は11月27日、ファッション性と話題性に富んだ著名人に贈られる「第43回ベストドレッサー賞」の発表・授賞式をセルリアンタワー東急ホテルで開催した。
今回受賞したのはトヨタ自動車社長の豊田章男(政治・経済部門)、歌舞伎俳優の片岡愛之助(学術・文化部門)、放送作家・脚本家の小山薫堂(学術・文化部門)、女優の宮沢りえ(芸能部門)、俳優の鈴木亮平(芸能部門)、卓球選手の福原愛(スポーツ部門)、フォトジャーナリストの笹本恒子(特別部門)。
授賞式に先立ちMFUの八木原保・理事長は「多くの人に出席していただき嬉しい。MFUは夢と勇気を発信する団体になりたい」とあいさつした。芸能部門で受賞した宮沢りえは「普段着ている服は肌に直接触れるものなので、素材の良いものにこだわっている」とコメント。スポーツ部門で受賞した福原愛は「卓球の取り組みを評価していただきとても光栄。実は自宅でファッションショーをするぐらい服が好き。来場者の皆さまは泣いている小さい頃の姿が印象に残っていると思うが、今日は大人っぽく黒いワンピースを着てきた(笑)」と受賞の喜びを語った。
また、「ベストドレッサー賞」の協賛社であるザ・ウールマーク・カンパニーによる「クールウール賞」の発表も行われた。井上俊哉同社社長が「ウールは寒い時のみの素材と思われがちだが、夏でも汗じみができないクールな素材。そんなクールなウールが似合う人を選んだ」とあいさつし、鈴木亮平の受賞を発表。鈴木亮平は「この賞を受賞してウールは秋冬物というイメージが変わった。今後はスーツを着た企業ものの役をやってみたい」と抱負を語った。