ファッション

約4500人が行列 伊勢丹新宿店の初売り

 伊勢丹新宿店は1月2日、初売りをスタートした。開店前には昨年の2割増となる約4500人の行列ができ、予定より20分前倒し9時40分に開店した。板橋区在住の40代の女性は「伊勢丹の初売りには毎年来ている。今年は少し出遅れてしまい10時頃に入店した。お目当てだった『イネド』と『ワコール』の福袋を入手できたので満足。ほかにはタオルや寝具を買おうかと考えている。これから他の店も回る予定」と話した。

 同社広報は「消費増税前の駆け込み需要のあった昨年同日並みの売り上げは確保したい。新宿店では14日からクリアランスセールを行うため、セール品は福袋のみで、プロパー商品をしっかりと売っている。当店限定品も用意している。また、インバウンドでは伊勢丹新宿店の免税売上高は三越銀座店の2倍程度あり、海外のお客さまにも喜んでいただける商品も多くある」と語る。

 北京から観光で来たという男女2人組は「日本には初めて来た。これまで銀座やアウトレットに行ったが、ショッピングはこれで最後にしようと考えている。伊勢丹ではウールのコートを探している。予算は総額5万円ぐらい」と話す。1階バッグ売り場の「バオバオ イッセイ ミヤケ」では多くの外国人客が行列をなしていた。並んでいた中国人男性は「妻と一緒に来た。伊勢丹の初売りは今回初。予算は10万円程度。『バオバオ』を見に来たが購入はひとまず検討中」と話した。

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