ファッション

「ボッテガ・ヴェネタ」がブランド50周年の節目にメンズ・ウィメンズを統合

 「ボッテガ・ヴェネタ」は2017年春夏コレクションのメンズ、ウィメンズを統合し、9月にショー発表する。このショーはブランド50周年およびトーマス・マイヤー=クリエイティブ・ディレクターの就任15周年を記念するもの。

 トーマス・マイヤーは「私にとって重要な意味を持ち、『ボッテガ・ヴェネタ』ファンを広く集める機会となるこの節目を祝うために、特別なショーにしたい」とコメント。「ボッテガ・ヴェネタ」は通常ミラノの本社でショーを発表しているが、来場者を収容しきれない恐れがあるため「専用の特別な場所」を探している。メンズとウィメンズのショーを統合する理由についてマイヤーは「『ボッテガ・ヴェネタ』の世界は両方のジェンダーの上に成り立っている。メンズとウィメンズを同時に発表することは私のクリエイションの進化にともなう自然な流れだ」と話している。

 なお、マイヤーは「今見て、今買う」という考えについては反対の立場を貫いており、「商品が店頭に並ぶまでに、手作業のコレクションを作るのに必要な時間を確保するため、発表と発売のタイミングについては引き続き関わっていく」と語っている。6月の17年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークでは、メンズ・ウィメンズの統合を見据えてプレゼンテーション形式でショーを行うが、今回の周年記念以降もメンズ・ウィメンズ合同でショーを行うかどうかは未定。

【関連記事】
「グッチ」がメンズとウィメンズのショーを統合

LUISA ZARGANI

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。