村上亮太(むらかみ・りょうた)/「ピリングス」デザイナー プロフィール
1988年生まれ、大阪府出身。上田安子服飾専門学校を卒業後、山縣良和が主宰する「ここのがっこう」でさらにファッションを学ぶ。「リトゥンアフターワーズ」のアシスタントを経て、母・村上千明とブランド「リョウタムラカミ」をスタート。2016年春夏から東京・ファッション・ウイークに参加。20年にブランド名を「ピリングス」に変更し、単独で手掛け始める。21年に「東京ファッションアワード 2022」を受賞
今季の「楽天 ファッション ウィーク東京」には37ブランドが参加する。中でも注目は、英国を代表するブランドで、日本で2回目のショー開催となる「ポール・スミス」と、2025年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」でセミファイナリストに残り、世界を視野に活動を続ける「ピリングス」だ。ファッション・ウイークを前に、2人は何を思うのか。
村上亮太デザイナーによる「ピリングス」は、昨年2月にササビーリーグの傘下に入り、今年2月には2025年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のセミファイナリスト20組に選出されるなど、今最も注目される日本ブランドの一つだ。また昨年は前身の「リョウタムラカミ」の立ち上げから10年、前回の25年春夏は「ピリングス」改名後の10回目のコレクションという節目を迎えたこともあり、今シーズンは新たなステージへの第一歩となる。
コレクションテーマは特に設けないという村上デザイナーだが、今回は「『ピリングス』の歴史は短いけれど、クラシック。これまで取り組んできたことをもう一度見直し、かみ砕いて、僕たちがしっくりくる普遍的なものを考えた」と答える。新しい技術をただ導入するのではなく、ブランドに必要なものだけを厳選したという。
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