オリックスは10月30日、東京・銀座一丁目に商業施設「キラリト ギンザ」をオープンする。地下3階・地上12階、総店舗面積は約1万平方メートル。店舗数は52店舗で、1階に「トッカ(TOCCA)」「サムソナイト ブラックレーベル(SAMSONITE BLACK LABEL)」の旗艦店を導入する一方、ジュエリーや結婚式場などブライダルにフォーカスしたテナント構成になっている。益田哲郎・執行役は、「松坂屋銀座店やモザイク銀座跡地など再開発の進む銀座だが、結婚という"ハレ"の日にフォーカスした商業施設は銀座でも唯一」と語る。オリックスとともに「キラリト ギンザ」の企画から運営までをサポートしたエム・エス・シーの新井幸雄・社長は、「日本橋・京橋エリアも再開発が進んでおり、『キラリト ギンザ』が面している中央通はラグジュアリー・ブランドが多くお店を持つエリアで、2つのエリアを繋ぎ、回遊性を高めたい」という。なお売上高、来場者数の目標は未公表。
中央通りに面した1階には日本最大の「トッカ」と「サムソナイト ブラックレーベル」「ハートマン(HARTMANN)」の旗艦店がオープン。「トッカ」は、この店だけで販売するハイエンドライン「ゴールドレーベル」やジュエリー、引き出物のカップやソーサーなど、約40%がこの店だけのアイテムになる。また、テーブルとチェア、クローゼットを備えた約25�uのVIPルームを設置。吉原沙耶「トッカ」店長は、「VIPルームは上顧客さまをはじめ、多くの方にご利用いただきたい。要予約だが、クローゼットにアイテムをセレクトしておくなど、プライベートな空間でゆっくり商品を選んでいただきたい」と語った。