2025-26年秋冬シーズンのミラノ・ファッション・ウイークは、100周年を迎えた「フェンディ(FENDI)」を筆頭に、アニバーサリーネタが盛りだくさん。老舗ブランドは、それぞれの方法で周年を祝った。そんな中カオスでド派手なショーを見せたのは、30周年を迎えた「ディースクエアード(DSQUARED2)」。音楽やポップカルチャースターも多数ランウエイに参戦し、熱狂に包まれた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年3月17日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
ドーチで開幕した「ディースクエアード」周年ショー
初日の夜、巨大なスタジアムで行われた「ディースクエアード」のショー。天気は……土砂降り!加えて、なぜかセキュリティーがかたくなに入場を許さず、来場者はみんなずぶ濡れ。ようやく会場内へ入ると、そこにはニューヨークのクラブ街が。ショーがスタートすると現れたのは、ドル札で埋め尽くされた装甲戦車。降り立ったのは、第67回グラミー賞で賞を獲得したばかりの旬なラッパー、ドーチ(Doechii)。テンガロンハットにセクシードレスのカウガールや、スタッズジャケットを羽織るグラムロッカー風のモデルたちを乗せたド派手な車が次々と乗り込んでくる。一方、フロントローに座るゲストは、排気ガスで目をしばしば。モデルたちは車を降りると、バク転したり、踊ったり、長〜いパフォーマンスを見せつけ、後ろで踊り続けるモデルたちは必死で声援を送り続けた。
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