2025-26年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が17日に開幕した。22日までの開催で、37ブランドがリアルショーとオンラインでコレクション発表を行う。
ショーの先陣を切ったのは石田萌デザイナーが手掛ける「ホウガ(HOUGA)」だ。東京・池袋の自由学園明日館で、“Spell on my boundaries(私の境界に魔法をかけて)”がテーマのコレクションを披露した。石田デザイナーは、「自分らしさが分からなくなったり、どこにもなじめないような感覚の中でも、自分自身の力を信じて、自分の努力によって魔法をかけるというイメージで、魔女からインスピレーションを受けた」という。ファーストルックは、ボルドーのシルクオーガンジーをぜいたくに使った渾身のドレス。彼女が突き詰めてきた"自由"や"開放感"という感情を、ダークロマンスな装いにのせた。
また、4回目の東コレ参加となる今シーズンは、晩餐会をイメージしたオーダーメードのドレスライン“バンケット(Banquet)”を新たに発表した。ウールやシルクのオーガンジーを使った8型で、ファンタジーの世界を表現している。価格帯は、日常に着られる通常ラインのドレスが5万円台に対して、“バンケット”は30万〜50万円に設定。「やりたいことが明確なってきた。自分が1番自分らしく、軽やかに自由に表現できるよう極めていきたい」。