ファッションやビューティのみならず、キャラクターやビンテージなどあらゆるカルチャーを網羅し、国内外の顧客の心をつかみ続ける渋谷パルコ。2025年は、19年の建て替えからさらなるパワーアップを目指す大規模リニューアルを控えている。平松有吾・渋谷パルコ店長に商況と好調要因を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号特別付録「ビジネスリポート2024年下半期」からの抜粋です)
WWD:2024年下半期の商況は?
平松有吾渋谷パルコ店長(以下、平松):売上高は前年同期比18%増と堅調に推移した。訪日客の消費傾向が変わり、円安の追い風効果が高かった4〜6月に比べると、月によって動きに変化が見られた。顕著だった動きは、売り上げの伸長率が高いフロアが1階ラグジュアリーと6階キャラクター系から、2〜5階のファッションブランドにシフトしたこと。デザインにこだわりがあり上質、なおかつリアルに買える価格帯のアパレルが国内外客にしっかり売れるようになった。顧客動向やトレンドの変化に合わせて品ぞろえをテコ入れしたテナントは、きちんと数字を取れている。機能よりデザインを求められており、猛暑などの気温の影響はあまり受けなかった。
WWD:好調なショップは?
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。