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ファミマの「コンビニエンスウェア」 オンライン販売スタートで広がる可能性

INDEX
  • タッチポイント強化 店のキャパ問題も解消
  • 人気IPやローカルとの 掛け算で広がる可能性

ファミリーマートはこのほど、新EC「ファミマオンライン」をスタートした。それに伴い、衣料品のプライベートブランド「コンビニエンスウェア」の全ラインアップのオンライン販売を開始した。

「コンビニエンスウェア」は2021年3月にスタート。「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理が手掛けるデザインに加え、過去にはNetflixオリジナルドラマの「ストレンジャー・シングス」とのコラボ商品が争奪戦となるなど、これまで“生活必需品”に過ぎなかったコンビニ衣料品の枠を超えて話題を振りまいてきた。25年2月期の売上高は130億円。

タッチポイント強化
店のキャパ問題も解消

「コンビニエンスウエア」は全国約1万6200の「ファミリーマート」店舗で購入できるタッチポイントの多さが強みだが、この利便性がさらに強化されることになる。「ファミマオンライン」では宅配もしくは近隣のファミリーマート店舗への引き当て・受け取りが可能で、個々人のライフスタイルによって入手方法を柔軟に変えられる。

スタート当初はインナーや靴下など70アイテムだったが、パーカーやブルゾンなどアウター類にもバリエーションを広げ、現在は全100アイテム。一方、アイテムラインアップの拡充により、小型・標準店舗には収まりきらない商品が増えてきた。「ファミマオンライン」での取り扱いにより、店のキャパシティーによる販売機会ロスの解消にも、大きな効果が見込めるだろう。

人気IPやローカルとの
掛け算で広がる可能性

また、「ファミマオンライン」のスタート記念企画として、“ベアブリック”“ハローキティ”とファミチキのコラボ商品や、全国津々浦々のご当地グルメを目玉商品として展開する。今後、「ファミマオンライン」をハブに、「コンビニエンスウエア」にもこういった人気IPやローカルとの掛け合わせが生まれれば、可能性はさらに広がっていきそうだ。

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