ティエリー・ミュグレー(65)が「ミュグレー」を傘下に持つクラランスのジョエル・パリックス社長のクリエイティブ・アドバイザーに就任し、「ミュグレー」の再構築を手掛ける。
ミュグレーは、同ブランドの創設者であり、1992年からティエリー・ミュグレー・パルファムのアーティスティック・ディレクターを務めていたが、ファッションの第一線から退き、執筆やパフォーマンスのディレクションを手掛けている。パリックス社長は「過去3年間で『ミュグレー』はファッションブランドとしてカムバックに成功した。香水の「エンジェル」と「エイリアン」は売上高が150%になり世界的な女性用香水のトップセラーとなった。ファッション部門と香水部門のクリエイティブ面を統一し、グローバルなラグジュアリーブランドにするつもりだ」とコメントしている。
2013年4月3日に、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターを務めたニコラ・フォルミケッティが辞任。フォルミケッティの指揮の下ウィメンズを手掛けたセバスチャン・ペニエとメンズを手掛けたロメイン・クレイマーも辞任している。リリースによると、ミュグレーは、執筆及びパフォーマンスのディレクションを続けるらしい。