三越伊勢丹ホールディングスはニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に、ソーホーにオープンするポップアップストア「ニッポニスタ（NIPPONISTA）」のオープニングパーティを現地時間5日夜、行なった。「ニッポニスタ」は経済産業省の2013年度クール・ジャパン戦略推進事業に採択されたプロジェクトで、日本の良いもの、良い人を世界に紹介し、グローバルマーケットへの進出をサポートすることが目的。パーティでは、現地のメディア陣を含む日本のモノ作りに関心を持つあらゆる人々が詰めかけた。また、音楽パフォーマンスユニット、オープン・リール・アンサンブルのメンバー2人がパーティのために参加し、旧式のオープンリール式磁気録音機を使った即興パフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。さらに、彼らを後押しするミュージシャンの坂本龍一も駆け付けた。
「ニッポニスタ」は2月6〜13日まで。ファッションやアート、フード、リビングの46コンテンツを集積する。ファッションは、「ヨウジヤマモト」や「カンサイ ヤマモト」の日本を代表するベテランだけでなく、「アンリアレイジ」や「ミントデザインズ」「ファセッタズム」「ソマルタ」の海外進出拡大が期待されるデザイナーズブランドが洋服を出展。また、あおもり藍（青森の藍染め）の素材・技術・文化と日本人デザイナー（「エンジニアドガーメント」の鈴木大器、「N.ハリウッド」の尾花大輔、「ミハラヤスヒロ」の三原康裕ら）とのクリエイションを融合させた「ジャパン・ブルー」シリーズなども揃う。「ニューヨークでアイテムを披露することはこれまであまりなかった」という「アンリアレイジ」の森永邦彦、「ファセッタズム」の落合宏理、「ソマルタ」の廣川玉枝は、「『ニッポニスタ』で経験を積むきっかけとして、新たなマーケット拡大を視野に入れたい。1週間、とても楽しみだ」と期待する。出展物は一部販売を行なう。
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