ファッション

エイ・ネットが6年ぶりに新ブランド、来春から「メレム」販売

 エイ・ネットは、ウィメンズブランド「MERREM(メレム)」の販売を2013年春夏シーズンから開始する。20代後半〜30代前半女性をコアターゲットに、駅ビル・ファッションビルに出店。初年度は10億円(小売りベース)の売り上げを見込み、3年後には20億円規模に拡大させる。

 キャリア層を意識したデイリーウエアを基本に、繊細なレースの透かし編みワンピースやシフォン素材のブラウスなどを提案。素材やディテールをコラージュしたアイテムや動植物のグラフィカルなモチーフをワンピースに載せている。デビューシーズンは、トータル300型以上を打ち出し、全体の3割以上が服飾雑貨になる予定。同社が展開する従来のデザイナーズブランドとは異なり、等身大のクリエイションが特徴になる。デザインは同社でキャリアを積んだ、江川晶子「メレム」デザイナーを中心にチーム体制で担当する。20代後半のライフスタイルに根差した商品で、仕事着からウィークエンドカジュアルまでを揃えながら、新規顧客を開拓していく。中心価格はジャケット2万3000円、ワンピース1万6000円、ブラウス1万3000円、カーディガン1万2000円など。客単価は1万5000円を想定している。国内生産を主力に、一部は中国生産で対応。

 2013年3月には丸の内仲通り沿いに旗艦路面店をオープンするほか、初年度は15店舗前後を出店する。駅ビルなどを主販路とするが、商品構成を変えながら、百貨店への出店も可能としている。同社が新ブランドを発表するのは、06年度に打ち出した「メルシーボークー、」以来、6年ぶり(セカンドラインを除く)。流通経路や消費者の嗜好が大きく変わる中で、価格政策を含めた新たなブランドを開発するに至った。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。