元スタイリスト兼ファッションディレクターで現在はクリエイティブ・コンサルタントのサイモン・フォックストン(Simon Foxton)、「シーイー(C.E)」のトビー・フェルトウェル(Toby Feltwell)と菱山豊、映像ディレクター兼クリエイティブ・コンサルタントのニック・グリフィス(Nick Griffiths)、インテリアデザイナーー兼アンティーク・ディーラーのアダム・ブレイ(Adam Bray)の5人は英発アパレルブランド「オファリング(OFFERING)」を立ち上げた。日本国内では、3月29日にドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で開催されるイベント“オープンハウス”でローンチし、同店のみ限定で取り扱う。
ビンテージのファブリックや陶器に着想を得た
日本で生産する快適さを求めたデザイン
ファブリックの柄は、アダム・ブレイ(Adam Bray)が収集してきたビンテージのファブリックや陶器などのアーカイブに着想を得て製作した。シェイプは汎用性が高く、快適さを重視しており、全製品を日本で生産し、Tシャツを除く全ての洋服は製品染め加工が施されている。
サイモンは英国を代表するスタイリストの1人で、1984年から雑誌“i-D”でスタイリングをはじめ同誌のファッション・ディレクターを務める。サイモンが作り出した代表的なビジュアルのいくつかはヴィクトリア&アルバート博物館やテート・モダンに収蔵されている。ニックは「i-D」から「ヴァニティーフェア」まで幅広い媒体でファッションエディターやスタイリストとしてのキャリアを積み、「アディダス(ADIDAS)」などのコンサルティングを務めた後に映像の世界へと足を踏み入れた。アダムは、ロンドンを拠点に住宅や商業施設などの国際的なインテリアデザインプロジェクトに取り組んでいる。コンデナスト社のヴォーグハウスのロビーの改装などを手掛けている。トビーと菱山は「シーイー」を立ち上げたメンバーで「オファリング」では生産管理を担当する。