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特集 海外進出サロン 第2回

ドミナント戦略でジャカルタに5サロン出店した「ロンド」 今後も“教育”を軸にした海外展開に注力

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  • あえて美容室という業種が確立されていない東南アジアへ

ドミナント戦略でジャカルタに5サロン出店した「ロンド」 今後も“教育”を軸にした海外展開に注力

人口減少などによる日本市場の閉塞感に加え、SNSで海外への発信が容易になったこともあり、海外進出を狙う日本のヘアサロンが増えている。そこで、海外進出において成功事例を残す4サロンをピックアップ。それぞれの考え方や海外店舗での集客、今後の計画などを明かしてもらった。(この記事は「WWDJAPAN」2025年3月24日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)

Lond
JAKARTA(INDONESIA)/ HO CHI MINH(VIETNAM)

あえて美容室という業種が
確立されていない東南アジアへ

インドネシア・ジャカルタと、ベトナム・ホーチミンに展開する「ロンド(Lond)」。2017年にオープンしたジャカルタ店が最初の海外展開だが、「ロンド」の創業当時から意欲はあったという。「創業前に一緒に働いていた元同僚が、ジャカルタにサロンをオープンした。ちょうど『ロンド』の創業当時のことで、誘われて現地まで見に行った際に、そのワイルドな環境に衝撃を受けた。出店場所はおしゃれで、高層ビル群が目を引くようなスポットだったが、一歩路地に入ると砂利道が広がっていて……。そうした環境で勝負する姿は、素直にかっこいいと思えた。また、現地では美容師の社会的地位が低く、他に就ける職業がないから美容師になる、といった状況であることが分かった。そこで日本のサービスや技術、教育を持って行き、日本同様の給与水準でローカルの美容師を育てたら、美容師も豊かな生活が送れるのではないか。そう考えて、既に美容室という業種が確立されている欧米には目もくれず、東南アジアに出店したいと思うようになった」と、吉田牧人ロンド ホールディングスCEOは話す。

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