伊勢丹新宿店は15日、夏のクリアランスセールを実施した。開店前には約7000人が並び、前年の6232人を上回った。開店時刻も15分繰り上げ10時15分に開店した。
本館正面玄関の先頭は長崎県在住の50代女性と30代女性の親子。「7時40分頃から並んでいる。予算はボーナス全額」と話した。お目当ては「クリスチャン ルブタン」のシューズだそうだが、今日は動きやすいようにスニーカーで挑んだという。メンズ館では20代美容師の男性が7時から並んでいた。お目当ては「マルニ」のTシャツと小物で予算は10万円。並んでいる中には多数の外国人観光客も目立った。中国から来た5人家族は「上代にリミットは無い」と話し、トランク持参で気合が伝わった。本館2階の「ヘルムート ラング」店長は「今日は命を懸けている。打ち出したいものはジャケットで、今日の予算は450万円」と来店客の対応に追われていた。
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今年は高島屋、大丸松坂屋、そごう・西武などが例年に比べ1週間ほどセール開催日を遅らせた。各社プロパー販売の期間を長くする傾向にあるようだ。
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