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フィンランド発インテリア「アルテック」が創業90周年 秋に注目のコラボレーション家具が登場

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  • 周年を記念したフィンランドコラボ家具が登場

フィンランド発インテリア「アルテック(ARTEK)」が今年、創業90周年を迎える。「アルテック」は、アートとテクノロジーを融合させて新たな価値を生み出すことを目指したアルヴァ・アアルト(Alva Aalto)とアイノ・アアルト(Aino Aalto)、マイレ・グリクセン(Maire Gullichsen)、ニルス=グスタフ・ハール(Nils-Gustav Hahl)が1935年に創業。彼らは、世界中のアートやデザインを紹介してフィンランドの日常生活をより良くすると同時に、フィンランドのデザインを世界へ発信する必要があると考えた。また、フィンランドの自然は、アアルト夫妻の作品に大きな影響を与えた。アアルト建築の有機的なフォルムは湖から着想を得ており、「アルテック」の製品のほとんどはフィンランド産のバーチ材を使用している。

周年を記念したフィンランドコラボ家具が登場

同ブランドは周年を記念し、フィンランドデザインの価値観を共有するブランドとコラボレーションを予定している。アアルトのデザインを再解釈する家具コレクションは、大きな注目を集めるだろう。さらに、フィンランド人アーティストがアニバーサリーポスターを制作。また、アアルトのアーカイブから、名作が待望の復刻を果たす。コラボレーションの発売は、「アルテック」の創業日である10月15日を予定している。

「アルテック」が老舗ブランドでありながらモダンであり続けるのは、異分野とのコラボレーションに積極的であるのが理由の一つ。特に、「コム デ ギャルソン(COMMES DES GARCON)」「ポール・スミス(PAUL SMITH)」「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」などのファッションブランドとのコラボレーションは魅力的だ。「アルテック」のマリアンネ・ゴーブル社長にそのコラボレーションの目的を尋ねてみた。「クリエイティブな交流を重視しているし、外部の視点が品にどのような影響を与えるかに興味がある。ファッションデザイナーは構造よりも装飾に注力するケースが多く、家具に対して固定観念にとらわれない自由なアプローチできる点がユニークだ。また、ブランドの認知拡大や、既存のコミュニティーとの新しいつながるツールにもなる。そういったコマーシャルな要素も期待できる」。秋に登場するファッションブランドとの協業でどのようなサプライズを見せてくれるのか楽しみだ。

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