伊勢丹新宿店は14日、冬のクリアランスセールを実施した。開店前には昨年の約2割増となる約7300人が並び開店時間を繰り上げ10時15分に開店した。同社広報は「2012年夏からクリアランスセールを後ろ倒しにして、今回6回目のセールを迎える。12年夏はセール後ろ倒しによる売り上げ減少の懸念もあったが、行列の人数は13年冬が約4000人、14年冬が約6100人、15年冬が約7300人と推移している。セール後ろ倒しに関してお客さまの認知度も向上しており、セール後ろ倒しによる売り上げの減少は心配していない」と話した。
本館正面玄関の先頭は静岡県富士市在住の60代女性と30代女性の親子。「始発から3本目ぐらいの電車に乗ってきた。8時40分頃から並んでいる。予算は8万?10万円程度で、冬物のワンピース、セーターや小物を買おうと考えている」と開店を心待ちにしている様子だった。地下1階のビジネスシューズ売り場にいた30代会社員の男性は「タイミングよく仕事が半休だったため来た。靴と財布を買いたい」とコメントした。メンズ館5階の販売員は「平日の午前中だが土日のピークぐらいの人出だ」と来店客の対応に追われていた。
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